KeiDGs
慶應義塾大学理工学部・理工学研究科
慶應義塾大学理工学部・理工学研究科では、DE&I を、サイエンスを基盤とした教育と研究における多様性、平等と公平、自由と捉え、福澤の言葉を今の時代に合わせて読み解いたKeio Diversity, Equity, and Inclusion Goals (KeiDGs)を策定します。
KeiDGs
- KeiDGs 1 Equity 「天は人の上に人を造らず」
- e-1:「男女異なるの理なし」
- e-2:「半学半教」
人の権利はみな同等。これを尊重し、公正な環境・組織を創造し維持する。
- KeiDGs 2 Inclusion 「独立自尊」
- i-1:「一身独立」
- i-2:「自他尊重」
自尊には、自分だけでなく自他の尊厳に等しく敬意を払う、という意味が含まれる。身心の独立を全うし自らを尊重することは、すなわち他者の尊厳を守ること。人に対する信頼と寛容さをもち、誰一人も分け隔てなく、ひとりひとりの命・権利・名誉を大切にする。
- KeiDGs 3 Diversity 「人間交際」
- D-1:「人間交際の涵養」
- D-2:「多元性の醸成」
- D-3:「多事争論」
- D-4:「異端妄説」
自由な、そして属性・立場の上下の隔てなく交際する気風を保つ。そのためには多くの人たちが自在に交際し、いろいろな議論をし合うことが大切で、少数意見や異端も尊重すべき。いろいろなタイプの人や文化が混ざりあう多元性キャンパスを実現する。
KeiDGsの成り立ち
1960年代以降、社会的規範としてのDiversity, Equity, and
Inclusionの重要性が認識される中、2000年代に入ると組織の頑強性やリジリエンスの観点でもDE&Iへの注目が高まっています。
慶應義塾大学理工学部・理工学研究科では、TokyoDex様のご協力のもとで開催したKeiDGsポスターアートワークショップなどを通して私たちが目指すべきDE&I
Goalsを議論し、慶應義塾の理念や福澤諭吉の言葉とDE&Iの共通点を再発見してきました。
慶應義塾の創世記から脈々と受け継がれてきたDE&Iの精神を再認識し、その思いを視覚化したアート作品とともにKeio Diversity, Equity ,
and Inclusion Goals “KeiDGs”を策定しました。