慶應義塾大学 理工学部
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グローバルリーダーシップセミナー実地研修2026 :慶應・カリフォルニア大学サンタバーバラ校プログラム

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2026.10.01

2026年9月20日から23日にかけて、カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)にて「グローバル・リーダーシップ・セミナー実地研修」が開催されました。本プログラムには、慶應義塾大学理工学部から学生8名と教員3名が、UCSBからは学生7名と教員1名が参加しました。この取り組みは、台湾や韓国を含む諸外国の大学との国際的な連携のもとで、未来を担うグローバルリーダーを育成するという理工学部の総合教育科目の一環として実施されたものです。

2026年のプログラムの核となったのは、少人数編成によるグループワークでした。3〜4名の学生で編成された各グループが現代社会の課題を探求し、解決策を検討した上で発表を通じて提案を行い、質疑応答に対応しました。学生が選んだテーマは、教育への影響、個人情報の利用と保護、ディストピア世界におけるAIの未来、そして環境問題とグローバルヘルスなど多岐にわたり、昨今の状況を反映してディスカッションでは人工知能(AI)が主要なテーマの一つになっていました。

STEM(科学・技術・工学・数学)分野の学習で通常習得される専門知識に加え、AIがもたらす複雑な課題に取り組むにあたり、学生は批判的思考力、創造力、そして独創性を発揮することが求められました。そのため、科学・技術・工学・芸術・数学を統合する「STEAM」アプローチが、プログラム全体を通じた教育の指針となりました。特に、強固な専門的知識と批判的思考、創造性、コミュニケーション、協働といったより広範なスキルを組み合わせることの重要性が強調されました。これにより学生は、現実世界の複雑な問題に取り組む際、それぞれの専門性とコミュニケーションを通じた協働がいかに相互補完し合うかを実体験として学ぶことができました。

また、日本と米国という異なる文化的背景を持つ視点に触れる機会が、議論をさらに深めるものとなりました。異なる背景を持つ者同士が協働することで、学生は多様な協働のあり方や、複雑な問題を捉えるための異なる視点、そして解決策に対する多様な考え方に触れることができました。とりわけこのプログラムは「ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)」の理念を反映しており、学生が自分とは異なる視点や経験を認識・尊重し、建設的に関わり合うことを促すものでした。

こうした異文化間の交流は参加した学生からも高く評価され、異文化を知ることへの熱意が、プログラム開始当初の戸惑いを乗り越え、互いに積極的に関わり合う原動力となりました。今年度のプログラムの成功を受け、慶應・UCSB交流プログラムは2027年度も継続される見込みです。

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慶應義塾大学理工学部数理科学科  ポワニャール ベンジャミン