指揮の動きを肌で感じられるデバイスを用いた特別演奏会
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2023.11.09
慶應義塾大学理工学部情報工学科 杉浦裕太研究室では、指揮の動きを肌で感じられるデバイスを開発しています。この度、そのデバイスを実際の演奏に応用できるかを確認するための公開実験を兼ねた演奏会を実施することとなりました。
視覚障碍者は指揮者の動きを見ることが難しいため、指揮から提示される曲のテンポや音楽の強弱などを理解するのが困難な場面があります。そのようなことから、オーケストラへの参加に対してハードルを感じている方がいらっしゃいます。そこで、指揮者が振る指揮棒の動きに連動して振動するデバイスを、演奏者が背負う形で背中に密着させて、指揮棒の動きを背中で感じとることができるシステムを開発しています。
演奏会では、視覚障碍を持つホルン奏者の坂田優咲さんにご協力いただき、実際の演奏において開発したデバイスを利用可能かどうかを確認することを目的の一つとしています。
坂田さんとのパネルトークでは、視覚障碍を持つ演奏家を取り巻く現状や、普段どのように演奏されているかなどについて紹介をしていただく予定です。 皆様のご来場をお待ちしております!
日時:2023年12月3日(日)14:00(13:30開場、15:30終了予定)
場所:矢上キャンパス14棟創想館1階 学生コミュニケーションルーム
申込:https://forms.gle/qa5e7LufJBcdiSD18 ※入場無料、定員超過の場合は締切
招待演奏者:坂田優咲
(協力)ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ
研究室HP:https://lclab.org
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慶應義塾大学理工学部情報工学科 杉浦裕太研究室
info-lcl-group[a]keio.jp ([a]を@記号に置き換えてください)