慶應義塾メンタリング・プログラムに理工学部教員が参加しました!
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2023.08.08
2022年度、慶應義塾協生環境推進室が、新しい試みとして女性教員のエンパワメントとリーダーシップを後押しするメンタリング・プログラムを導入、パイロット・プログラムを実施しました。これは、慶應義塾も加盟する環太平洋大学協会(APRU: Association of Pacific Rim Universities¹ が実施するAsia Pacific Women in Leadership(APWiL)² のプログラムを参考に、「慶應義塾 における『女性リーダー』とは、義塾の運営を担う立場に立ち、改革を推進する未来の先導者である」と考え、本プログラムでの経験が、将来に活かすことのできる様々なきっかけづくりとなることを期待し、企画・試行されたものです。
学部・研究科や専門分野を超えメンターとメンティーのペアが組まれました。ペアごとに目標やスケジュールを設定、約半年間のメンタリングを実施しました。理工学部からは3名のメンターと2名のメンティーが本プログラムに参加致しました。メンティーとして参加された荒木文果先生(外国語・総合教育教室)からは、下記のような感想をいただきました。
「パイロット版ということで、メンターの鈴木千佳子先生(法学部)と手探りしながらセッションを重ねた半年間でした。公私にわたるさまざまなトピックを話すなかで、鈴木先生からは、子育てをする女性教員として多くのご教示をいただきました。なかでも鈴木先生の恩師米津昭子先生との個人的な思い出を共有していただけたことは、特に貴重な体験でした。『慶應義塾で学んだ女性たち』(慶應義塾出版会、2008年)に米津先生が寄稿されておりますので、是非ご覧ください。今、このメンタリング・プログラムの第1期生となれたことに喜びと誇りを感じています。鈴木先生、そしてプログラム運営に関わってくださった皆様にこの場をかりてお礼申し上げます。ありがとうございました。」
2023/3/30には三田キャンパスの演説館にて修了式が行われ、伊藤塾長から修了証が授与されました。写真は演説館前で撮ったものです。
本プログラムは2023年度以降も継続される予定です。理工学部からより多くの女性教員が参加し、自身のキャリアを見つめ直す機会、学部を超えたつながりを作る機会等に活用してほしいと思います。
¹Association of Pacific Rim Universities (APRU) には、環太平洋地域の主要な研究大学 60 校が参加しています。さまざまなイベントやプログラムを通じて参加校がネットワークを構築することが可能となっています。
²Asia Pacific Women in Leadership(APWiL) は、 2020 年に始まった APRU のプログラムの一つであり、 ジェンダー平等を目指すことを目的としています。
理工学部からは2021-2022年の2nd cohortに清水智子准教授(物理情報工学科)がメンティーとして、2022-2023年の3rd cohortには小原京子教授(外国語・総合教育教室)がメンターとして参加しています。清水准教授はそこでの経験を活かし、本プログラムのワーキンググループメンバーとして関わっています。
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物理情報工学科 清水智子 (tshimizu[a]appi.keio.ac.jp) ([a]を@記号に置き換えてください)